フィビヒは山を、特にアルプスの山を愛する人であった。 晩年は、アネシュカとも一緒にアルプスを訪れていて、その思い出を作品にも残している(「気分・印象、そして追憶」Op.41-161)。
この作品は、フィビヒの友人でもある Jaroslav Vrchlický による、山の景観を称える2つのモットーから得たインスピレーションに基づいて書かれており、献辞も、詩の作者へのものとなっている。 楽譜では、各曲に表題が与えられる代わりに、それぞれの作曲の元となった詩が掲げられている。