「黄金時代 - 易しいスタイルで書かれた4手ピアノの為のバガテル」とあるように、ピアノ4手連弾の為の曲集で、短く比較的平易な12曲の小品で構成されている。
最後の2曲は他と比べて少々難易度が高いが、基本的には、技術的に多少こなれてきたくらいの子供向けの連弾曲集と思われる。
曲目は以下の通り:
上記の通り、標題音楽と舞曲の組み合わせとなっている。
第6曲は、1865年に作曲された、ヴァイオリンとピアノの為の「デュエッティーノ イ長調」[Duettino, A Dur] ( vl, piano 2 ms) が元になっており、これは1865年12月に作曲されていたピアノ独奏曲「アルバムリーフ イ長調」[Lístek do památníku A Dur]にも編曲されている。
また、第7曲も、1865年12月に作曲されていたピアノ独奏曲「ワルツ 変イ長調」[Valčík As Dur]から編曲したものである(前者は3/8、本作は3/4と、拍子も異なる)
この作品を献呈されたRůženka Urbánková と Blaženka Urbánkováという人物は、献辞から見て、Fibichとは親しい間柄の少女達だったのだろう。