Sheetmusic

Fibichの楽譜は、絶版になっていたり、国内版が刊行されていなかったり等の理由で、入手が困難なものも多々あります。ここでは、私がこれまでに入手した楽譜を中心に紹介します。
作品番号のある作品は作品番号順、その他のものはその後に並べてあります。
現在絶版 と記されている楽譜以外は現在出版されており、何らかの方法で入手が可能なものです。
(一部未入手の楽譜についても、情報のあるものについては書くこともあります)



スラヴの小品
[Slavic Miniatures]
出版:EDITIO MUSICA BUDAPEST (Z. 14 762)
編成:Pf 2ms
2011年に刊行された、スラヴの作曲家による小品を集めた曲集。 オギンスキ、フィビヒ、グリンカ、モシュコフスキ、スメタナ、シマノフスカの作品が収録されている。
フィビヒの作品は、「アルバムリーフ」Op.2の全曲が収録されている。

3つの作品
[TRI SKLADBY]
出版:EDITIO SUPRAPHON, PRAHA (Baerenreiter, Praha) (H 3764)
編成:piano 2ms
ISMN:M-2600-0199-2
選集のような曲集。とはいえ、3曲しか入っていない。
内訳は、
  1. CAPRICCIO (Z listku do pamatniku, Op.2 c.4)
  2. Z NALAD, DOJMU A UPOMINEK (Op.41/III, c.6)
  3. Z NALAD, DOJMU A UPOMINEK (Op.41/I, c.3)

ということで、1曲目はOp.2から、それ以外は、Op.41からの抜粋。
尚この楽譜、元々は、Editio Pragaが1962年に出したもののようだ。

2つのスケルツォ Op.4
[Scherzo zu Zwei Haenden, Op.4 ]
出版:EDITIO SUPRAPHON, PRAHA (H 739)
編成:Pf 2ms

交響詩《オテロ》 Op.6
[Othello Op.6]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (491)
ISMN:
編成:Orch.
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
Music Department archives of the Leipzig Municipal Librariesの蔵書からのリプリント。

弦楽四重奏曲ト長調 Op.8
[String Quartet in G, Op.8 ]
出版:MERTON MUSIC, London (MM139)
編成:2Vn, Va, Vc
通常の演奏に使用されるパート譜一式。
オーストラリアのDa Capo Music より購入。古書だと思って注文したが、殆ど新品と変わらない。
この楽譜のオリジナルはSouth Place Concerts SocietyFrank A Hawkins Chamber Music Libraryの蔵書とのこと。
ちなみに1997年に刊行されたものなので、まだ入手は可能だろう。(2005-05-21 記)

メロドラマ「クリスマス・イヴ」Op.9, 「ヴォドニーク」Op.15
[ZDENEK FIBICH MELODRAMY STEDRY DEN, VODNIK]
出版:AMOS EDITIO (AM 0009)
ISMN:M-66057-033-3
編成:1Recitation, piano 2ms
メロドラマとは、朗読(歌ではない)と音楽からなる形態の音楽。
本楽譜には、"Stedry Den", Op.9(クリスマス・イヴ), "Vodnik", Op.15(ヴォドニーク) の2作品が収録されている。
朗読は、チェコ語の他、ドイツ語、英語の訳が併記されている。
伴奏は管弦楽ではなくピアノとなっている。
2作品目のタイトル「ヴォドニーク」とは、直訳では「水の」となる。 「水の精」という邦訳もしばしば目にするが、そのストーリーは寧ろ「水の妖怪」に近いものである。

ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.10 (現在絶版)
[ROMANZA, Op.10 ]
出版:Editio Baerenreiter, Praha (EO 738)
編成:Vn, Pf 2ms
ORBIS社時代の楽譜のAuthorized copy.
元の楽譜の出版は1951年だったらしい。

ピアノ四重奏曲 ホ短調 Op.11 (現在絶版)
[Quintetto, Op.11 ]
出版:Nakladatele Fr. A. Urbanek (U.40)
編成:Vn, Vl, Vc, Pf
演奏用の楽譜一式。
刊行年は特に記されていないが、Fr. A. Urbanekから刊行されたのは、最初に刊行された1880年のみである。

6つの歌曲 Op.12 (現在絶版)
[Sestero pisni, Op.12]
出版:Fr. A. Urbanek (U.62)
編成: Vo, Pf.
1881年に刊行の楽譜。1885年には、ピアノ4手伴奏の版も刊行されているようだ。

大オーケストラの為の交響的絵画《春》 Op.13
[Spring, Op.13 ]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (365)
編成:Orch
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
Musikbibliothek archives of the Stadtbuecherei Muenchenの蔵書からのリプリント。

交響的絵画《春》 Op.13 (現在絶版)
[Vesna, Symfonicki obraz pro velky orkestr, Op.13]
出版:FR. A. Urbanek (U.88)
編曲:Zdenek Fibich
編成:piano 4ms
作曲者自身によるピアノ4手連弾版

クラリネット、又はヴァイオリンとピアノのための「牧歌」 Op.16
[Selanka, Op.16 ]
出版:Baerenreiter Editio Supraphon, PRAHA (H 3754)
編成:Clar(Vn), Pf 2ms
「牧歌」とあるが、Op.39の管弦楽のための牧歌「黄昏」とは関係ない。B管クラリネットとピアノが本来の編成であるが、クラリネットの代わりにヴァイオリンで奏するのも、作曲者によって認められている。

交響曲第1番 ヘ長調 Op.17
[Symphony No. 1 in F major, Op.17 ]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (347)
ISMN:
編成:Orch
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
Music Department archives of the Leipzig Municipal Librariesの蔵書からのリプリント。

オペラ《メッシーナの花嫁》 Op.18 (現在絶版)
[Nevesta Messinska, Op.18]
出版:HUDEBNI MATICE (HM.16)
ISMN:
編成:Soprano2, Alto1, Baryton1, Tenor2, Bass2, piano 2ms
1950年刊行のヴォーカルスコア(第4版)。
オーケストラパートのピアノ編曲は、作曲家自身による。

バガテル集 Op.19 (現在絶版)
[Malickosti / Bagatelles, Op.19]
出版:Fr. A. Urbanek, Praha (U.196)
編成:1Pf 4ms
この作品の初版譜である。
ふとしたきっかけで、ある方からお借りしたため、手許にある楽譜。従って、私の所有物ではない(笑)。
フィビヒはピアノ4手の為のバガテル集を2つ書いており、これは「第1集」にあたる。
この作品は、《ピアノ連弾の為のソナタ》Op.28と共に、Fibichの、連弾曲作家としての優れた一面を示している。
4曲からなり、それぞれにタイトルが付されている。冊子というよりは、ピアノピースに近い装丁。
曲目は次の通り:
  1. Valcik(ワルツ)
  2. 1001 noc(一千一夜(物語))
  3. * * *
  4. Rococco (Gavotte)(ガヴォット)
尚、作品についてはこちらへ。

「黄金時代」 Op.22 (現在絶版)
[Zlaty vek / The golden age, Op.22 ]
出版:Editio Baerenreiter, Praha (H 2321)
解説:L. Bohacek
編成:1Pf 4ms
Editio Supraphon社が出版していたもので、現在はBaerenreiter, PrahaからAuthorized copyとして入手することが出来る(ここで紹介しているものもそれである)
連弾用作品の楽譜で時折目にする、横長の装丁になっている。
表紙に書かれた作品番号は誤植で、"Op.22" とすべきところが "Op.2" になっている。
内容は、全12曲が収められていて、技術的に少々こなれてきた程度の子供を対象にした作品と思われる。何れも短く、可愛らしい物である。
尚、作品についてはこちらを参照のこと。
楽譜の前に、Bohacek氏による解説。目次は冊子の一番最後。

カンタータ「春のロマンス」 Op.23
[JARNI ROMANCE, Op.23 ]
出版:Statni Nakladatelstvi Krasne literatury, Hudby a Umeni Praha (国立出版社)
ISMN: (記載無し)
編成:orch.・四声合唱及び独唱(ソプラノ、バリトン)
Fibich協会[Spolecnost Zdenka Fibicha]により1956年に刊行された、スタディスコア。
この楽譜自体は古書店からの購入品で、きちんとは確認していないが、現在は絶版の可能性もある。
尚、曲は Jaroslav Vrchlick の同名の詩による。

カンタータ「春のロマンス」 Op.23
[Romance of Spring, Op.23 ]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (634)
ISMN:
編成:orch.・四声合唱及び独唱(ソプラノ、バリトン)
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
(未収蔵)

喜劇序曲「カルルシュテインの夜」 Op.26
[A night in Karlstein, Op.26 ]
出版:EDWIN F. KALMUS, USA (A1445)
ISMN:
編成:orch.
指揮者用スコア。2002年9月現在、(他の出版社だったかもしれないが)パート譜一式も入手可能である。

喜劇序曲「カルルシュテインの夜」 Op.26
[A Night at the Castle, Op.26]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (391)
ISMN:
編成:orch.
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
英語タイトルが "A Night at Castle" となっているが、これは誤り。
(未収蔵)

喜劇序曲「カルルシュテインの夜」 Op.26 (現在絶版)
[NOC NA KARLSTEJNE]
出版:SPOLECNOST ZDENKA FIBICHA / KLHU (H624)
ISMN:
編成:管弦楽
ズデニェク・フィビヒ協会編纂によるスタディスコア。
1954年刊行。

ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ Op.27
[Sonatina, Op.27]
出版:Baerenreiter Editio Supraphon, PRAHA (H 1442)
校訂:Vaclav Snitil
ISMN: M-2601-0022-0
編成:Vn, Pf
2000年に刊行されたばかりの新しい楽譜。

ピアノ連弾のためのソナタ Op.28
[Sonate B-dur fuer Klavier zu vier Haenden, Op.28 ]
出版:Amadeus (BP2097)
編成:Piano 4ms
初版(Pubd. by Fr.A.Urbanek, Prague, 1886)のリプリント。
楽譜の後ろに、この楽譜の出典と奏法上の注意書き(特にペダリングについては別途章が設けられている)がついている。もっとも、独語と英語のみだが....。
ほかの多くのピアノ独奏作品とは異なり、音符の少な目な、割とすっきりした譜面で、難易度もそれほど高くない(多分、ドビュッシーの「小組曲」くらい)と思う。
第1楽章、第3楽章はそれぞれAllegro moderato, Allegretto vivo であるが、共に黄昏ムードの非常に美しい楽章である。第2楽章は変奏曲。個人的には演奏するのが非常に楽しい1曲だと思う。
聞いたところによると、この楽譜を出版しているAmadeus という出版社は、マイナーな作品ばかりを出しているヲタクな出版社らしい(苦笑)。

ピアノ連弾のためのソナタ Op.28 (現在絶版) NEW!!
[Sonata B dur, Op.28]
出版:SPOLECNOST ZDENKA FIBICHA / SHV(Statni hudebni vydavatelstvi, Praha) (H 3879)
編成:Piano 4ms
1964年刊行の楽譜。
内容は、Amadeus版と大体同じだが、別の版下ではあるようだ。細かいところで幾つかの差異が認められる。
例えば、第3楽章の主要主題におけるペダリング指示の違いなどがある。
終楽章の終止線には、
「1886年9月25日、プラハにて」(原表記:V Praze 18 25/9 86
と書かれている。

「山々から」 Op.29
[Aus den Bergen Op.29]
出版:Baerenreiter Editio Supraphon (H5796)
ISBN :H-05796-000
編成:piano 2ms
Fibichが愛したという、アルプスの山々の情景を描いた作品。立体感のある描写が素晴らしい。
Baerenreiter Editio Supraphon 社が、Supraphon社だった頃に出版されていた楽譜で、これは出版元によるAuthorized copy。ということは、残念ながら絶版となったようである。
Authorized copy とは、絶版になっている楽譜について、出版元が個別対応で自社のストックからコピーを作成し、製本して需要者に供しているものである。但し、絶版だからといって、どこの出版社でも必ず対応してくれるとは限らない。
このようなものを入手するには、出版社に直接問い合わせる必要がある。
6曲からなるが、作曲の元になった、Jaroslav Vrchlicky の、山の景観を称えるモットーが、それぞれの曲の冒頭に掲げられている。

ヤロスラフ・ヴルフリツキーの詩によるメロドラマ「ハコン」 (現在絶版)
[Hakon, melodram na basen Jaroslava Vrchlickeho, slozil Zdenek Fibich]
出版:Fr. A. Urbanek (U.405)
校訂:
編成:1Recitation, Pf
「ハコン」Op.30 が単体で出版されたもので、これは第2版。
表紙には "Druhe vydani." とあるが、実際にはカタログ番号が初版と同じであり、初版と内容に違いがない可能性もある。
朗読のパートはチェコ語のみ。

ズデニェク・フィビヒ メロドラマ「女王エマ」「ハコン」
[Zdenek Fibich: Melodramy Kralovna Ema, Hakon]
出版:Univerzita Palackeho v Olomouci
校訂: PhDr. Jiri Kopecky, Ph.D., PhDr. Tomas Kracmar
編成:1Recitation, Pf
ISBN: 978-80-244-2469-9
オロモウツのパラツキー大学から2009年に刊行された楽譜。
「女王エマ」(作品番号なし)と、「ハコン」Op.30 が収録されている。
朗読のパートは、チェコ語に加え、英語と独語の訳が追加されている。
「ハコン」には残念ながら、第2版と比べても明らかに間違いと分かる箇所が見受けられる。
本版の誤りについてはこちらへ。

メロドラマ「女王エマ」 (現在絶版) NEW!!
[Klalovna Ema.]
出版:Mojmir Urbanek (M.U.536)
校訂:
編成:1Recitation, Pf
1911年に「女王エマ」 が単体で出版されたもの。
朗読のパートはチェコ語のみ。

ステージドラマ《ペロプスの求婚》Op.31
(ステージドラマ三部作《ヒッポダミア》第1作)
[NAMLUVY PELOPOVY, Op.31]
出版:ORBIS PRAHA (EO 370)
編成:9 Recitation, Pf
Zdenek Fibich協会によって、ORBIS から刊行されたもの。出版の日付けが1890年2月21日となっているが、Copyrightは1952年となっている。
詞は、チェコ語と独語が併記されている。
本来は管弦楽をバックに朗読をする形式の作品だが、この楽譜は管弦楽パートをピアノスコアに編曲したものである。

ステージドラマ《タンタロスの贖罪》Op.32
(ステージドラマ三部作《ヒッポダミア》第2作)
[SMIR TANTALUV, Op.32]
出版:Statni Nakladatelstvi Krasne Literatury Hudby a Umeni, Praha (KLHU) (H1186)
編成:1Recitation, Pf
Zdenek Fibich協会によって、KLHUから刊行されたもの。出版の日付けが1853年4月15日となっているが、Copyrightは何故か1854年となっている。
これは古書であるが、2006年9月現在では、Editio Baerenreiter, Praha から新品を入手することが出来る。
詞は、チェコ語と独語が併記されている。
本来は管弦楽をバックに朗読をする形式の作品だが、この楽譜は管弦楽パートをピアノスコアに編曲したものである。

ステージドラマ《ヒッポダミアの死》Op.33
(ステージドラマ三部作《ヒッポダミア》第3作)
[SMRT HIPPODAMIE, Op.33]
出版:Statn Nakladatelstv Krsn Literatury Hudby a Umn, Praha (KLHU) (H2118)
編成:1Recitation, Pf
《タンタロスの贖罪》Op.32と同じシリーズの版。何故か新品で手に入った(2009年8月現在)。
Zdenek Fibich協会によって、KLHUから刊行されたもの。
詞は、チェコ語と独語が併記されている。
本来は管弦楽をバックに朗読をする形式の作品だが、この楽譜は管弦楽パートをピアノスコアに編曲したものである。

コメンスキ(コメニウス)Op.34
[Komensky (Komenius), Op.34]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (441)
編成:orch.
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
Musikbibliothek archives of the Stadtbuecherei Muenchenの蔵書からのリプリント。

《春の輝き》Op.36 (現在絶版)
[Jarni Paprsky, Op.36 I]
出版:Fr. A. Urbanek a Synove, Praha
編成:声楽+ピアノ
本楽譜は、2冊に分かれているうちの第1巻。
1944年に刊行された楽譜だが、カタログNo.は初版譜と同じ(U.770)が振られている。尚、初版は本楽譜と同じ出版元から、1893年に刊行されている。
この楽譜には、全14曲のうち、第1〜7曲が収録されている。
歌詞はチェコ語とドイツ語が併記されている。

《春の輝き》Op.36(第2巻) (現在絶版)
[Jarni Paprsky, Op.36 II]
出版:Nakladatele Fr. A. Urbanek a Synove, Praha (U.771)
編成:声楽+ピアノ
本楽譜は、2冊に分かれているうちの第2巻。
楽譜自体に出版年は書かれていないが、カタログNo.(U.771)から、これは1893年刊行の初版譜と思われる。
この楽譜には、全14曲のうち、第8〜14曲が収録されている。
歌詞はチェコ語とドイツ語が併記されている。

交響詩《ザーボイ、スラヴォイとルジェク》 Op.37
[Zaboj, Slavoj a Ludek, Op.37 ]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (495)
編成:orch.
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
Music Department archives of the Leipzig Municipal Librariesの蔵書からのリプリント。

交響詩《ザーボイ、スラヴォイとルジェク》 Op.37 (現在絶版)
[Zaboj, Slavoj a Ludek, symphonicka basen, Op.37 ]
出版:Fr. A. Urbanek (U.703)
編曲:Zdenek Fibich
編成:piano 4ms
作曲者によるピアノ連弾版編曲。出版は1893年。

交響曲第2番 変ホ長調 Op.38
[Symphony No. 2 in E flat, Op.38 ]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (331)
編成:orch.
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
ライプツィヒ市立図書館音楽課公文書保管所 [Music Department Archives of the Leipzig Municipal Libraries] 収蔵品からのリプリント。

交響曲第2番 変ホ長調 Op.38 (現在絶版)
[II SYMFONIE Es dur, Op.38 ]
出版:Spolecnost Zdenka Fibicha / KLHU (H622)
編成:orch.
1955年にZdenek Fibich協会がKLHUから出版したスタディスコア。
現在、この出版社の版は絶版になっている。

交響曲第2番 変ホ長調 Op.38 (現在絶版)
[II Symfonie Es dur, Op.38 ]
出版:Nakladatel Fr. A. Urbanek, Verleger (U.772)
編成:ピアノ4手連弾
作曲者自身によるピアノ4手連弾版編曲。
1893年に刊行されたもの。

管弦楽のための牧歌《黄昏》 Op.39 (現在絶版)
[V podvecer, Selanka pro orkestr, Op.39]
出版:Fr. A. Urbanek a synove (U.933)
編成:orch.
少し小さめの指揮者用スコア。
下記Kalmus社版の元になっている出版社による版だが、Kalmus社版の底本となった版とは別物。両者に共通した誤りが見受けられるが、こちらの版では正しくなっている箇所もある。印刷はこちらの方が鮮明で見易い。
現在、この出版社の版は絶版になっている。

管弦楽の為の牧歌《黄昏》Op.39
[IDYLL, Op.39 ]
出版:EDWIN F. KALMUS, USA
編成:orch.
指揮者用スコア。
FIBICHの作品としては、私が初めて聴いた曲でもあり、初めて楽譜を購入した曲でもある。この作品のある部分が抜粋・編曲されて「詩曲」の名でアンコールピースとして使われたり、他の作曲家の作品に混じってCDに収録されたりしているので、一番耳にする機会が多いかも知れない。
手書きの楽譜のコピーのような楽譜や、写植ミスの楽譜がやや目立つ曰く付きのKALMUSであるが、この楽譜も印刷が結構汚い。
二分音符と四分音符との区別が全く付かない所や、音高が間違っているところが幾つも目に付く。しかし入手出来る指揮者用スコアは現時点ではこれしかない。
SUPRAPHON版の貸し譜があるらしいのだが、この場合、この楽譜を使用する演奏会が開かれる予定であることを証明するもの(例えば、プログラムその他の書類)が必要とのこと。

管弦楽の為の牧歌《黄昏》Op.39
[At Twiilight, Op.39 ]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (625)
編成:orch.
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
(未収蔵)

管弦楽の為の牧歌《黄昏》Op.39 (現在絶版)
[V podvecer, selanka pro orkestr, Op.39]
出版:Nakladatel Fr. A. Urbanek, Verleger (U.837)
編曲:Zdenek Fibich
編成:piano 4ms
こちらは作曲者自身によってピアノ4手連弾に編曲されたもの。
原曲と比べて多少音が削られている箇所もあり、ピアノ作品の楽譜としてはあまり無理をしない編曲といえるだろう。 但し、目立つような省略は、前半のフルートによるオブリガートの1箇所くらいである。
一方、原曲にはないが《気分・印象、そして追憶》Op.41-139には使われている前打音を加えるなどしており、「作曲者以外が編曲する場合、普通はこういう事はしないのではなかろうか?」と思われる箇所が若干見受けられる。
出版年の表記が見当たらないが、カタログ番号(U.837)からみて、少なくとも1895年(《ピアノ五重奏曲》ニ長調Op.42の初版(U.903)が刊行された年)以前には第1刷が出版されていたのではないかと思われる。 ZDENEK FIBICH TEMATICKY KATALOGには1894年の刊行と記されているが、疑問符が付されているところから、余り確定的ではないようである (筆者が見たところ、少なくとも1900年前後のある時期まで、Urbanek社には、刊行した楽譜に出版年を記載する習慣がなかったようだ)。
表紙には花と鳥があしらってあり、現代の楽譜でも余り見かけないような、精緻で洒落たカラー印刷になっている。
古書で入手したが、傷みがひどかったようで、表紙にはかなり派手に修理の手が入っている。

管弦楽の為の牧歌《黄昏》Op.39 (現在絶版)
[V podvecer, Op.39]
出版:Fr. A. Urbanek, Synove (U.1278)
編曲:Otakar Ostrcil
校訂:K. Solc
編成:piano 2ms
Fibichの弟子の一人・Otakar Ostrcilによるピアノ独奏版の編曲。1941年に刊行された。
校訂が行われているようであるが、緒言や脚注の類いがあるわけではないので、具体的にどのような校訂が行われたのかは不明である。
作曲者自身による連弾版よりも手の数が更に少ないにも拘わらず、その連弾版でも省略されたような音がテンコ盛りに盛り込まれている。そのため、幾つかの音符は音価の変更を余儀なくされており、演奏も難しくなっている。

オペラ《嵐》 Op.40 (現在絶版)
[Boure, Zpevohrao 3 jednanich]
出版:Fr. A. Urbanek (U.874)
編成:12 Vocal, 2 Chor, piano 2ms
1895年刊行のヴォーカルスコア。
本作品全曲が収録された出版楽譜は、これが唯一のもの(他には抜粋した曲集が、ピアノ曲集として2冊刊行されている)
12人の配役には声域の指定は示されていない。 編成には2つの合唱が入ることも考えると、Fibichのオペラの中でも、規模の大きいものであったことが窺える。
この楽譜自体は、元はリバプール公立図書館の蔵書だったようだ。

フィビヒ ピアノ作品集 [気分、印象と思い出]
Moods, Impressions and Reminiscences / selected piano works
出版:全音楽譜出版社
校訂:伊藤 仁美
編成:piano 2ms
2000年11月の刊行であるが、フィビヒの国内版楽譜として、恐らく最初のものであろう。
曲集は、同タイトルの作品Op.41, 44, 47, 57 の全376曲の中から30曲が選ばれており、本来の曲順に拘ることなく、配列されている。立て続けに聴いても飽きないよう、曲想や調性などを考慮したということだ。また、曲中の譜めくりの必要を極力抑えるように編集されていて、下記のSUPRAPHON版よりも扱い易い。
選曲は、No.139 (Op.41-139) をはじめ、押さえどころと思われる曲がかなり取りこまれている。
また、フィビヒという作曲家が日本では殆ど知られていないことを考慮して、関根日出男氏による詳しい解説が掲載されていて、作曲家とその時代などについても触れられている。

気分・印象 そして追憶 選集
[Moods, Impressions and Survenirs A SELECTION]
EASIER PIANO PIECES No.48
出版:The Associated Board of the Royal Schools of Music (AB 1947)
ISBN :1-85472-332-4
編成:piano, 2 ms
イギリス王立音楽院出版のシリーズの1冊としてフィビヒの作品の内から何曲かが抜粋されて出版されている。Op.41の他にもOp.57や、Op.2 "Albumblaetter"など別タイトルの作品からも幾つか収録されている。王立音楽院の入試課題でもあるようだ。
収録曲には、良く知られた「ジョフィーン島の夕べ」(Op.41-139) も入っている。その他、フィビヒの生家を描いたというOp.47-138などの一部の作品は、現在刊行されているものとしては今のところ、この楽譜でしか見ることが出来ない。
あまり関係はないが、この楽譜は全頁にわたって透かし入りであるのが面白い。
輸入楽譜としては、比較的簡単に入手できる方であると思う。

気分・印象 そして追憶 Op.41
[Moods, Impressions and Survenirs, Op.41]
出版:EDITIO SUPRAPHON, PRAHA (H384, H425, H675, H676)
編成:piano 2ms
ISMN:(第1巻,第2巻:記載なし)
    第3巻:M-2600-0082-7
    第4巻:M-2600-0083-4
4冊からなるピアノ独奏曲集。上記2冊とは異なり、Op.41の全作品が収録されている。
もともとはORBIS社から出版されていたが、現在はSUPRAPHON社から出ている。
海外発注する必要があるものの、この作品はまだ出版されているため入手が容易な方であろう。
経験上、輸入楽譜を主に取り扱っている楽譜店なら、発注後2ヶ月程度で入荷すると思う。
注:2001年現在、出版元はBaerenreiter Plahaになっている。

子供の為のチェコピアノアルバム
[Ceske klavirni album pro mladez]
出版:Editio Supraphon, Praha (H5665)
ISMN:
編成:piano 2ms
タイトルの通り、チェコピアノ音楽の中でも技術的に比較的平易な作品を集めた曲集。
Fibichの他、Jiri Benda, Dusik, Vorisek, Smetana, Dvorak, Martinuらの作品が集められている。
現在はEditio Baerenreiter, Prahaあたりから出版されているだろう。

ピアノ五重奏曲 Op.42 (現在絶版)
[Quintetto, Op.42]
出版:Fr. A. Urbanek, Praha (U.903)
編成:Vn, Cl(Vn), Hr(Vl), Vc, Pf
ISMN:(記載なし)
本来の編成(Vn, Cl, Hr, Vc, Pf)と、作曲者自身によって認められている別の編成(Cl, Hr をそれぞれVn, Vlに置き換え)の両方の編成用のパート譜一式がある。Pf用の楽譜は総譜になっている。
この作品の楽譜は過去に
  1. 初版。1895年にFr. A. Urbanek社より刊行。原曲
  2. 第二版(?)。1973年に、Supraphon社より刊行。原曲
  3. 1896年にFr. A. Urbanek社より刊行。Anezka Schulzovaによるピアノ4手編曲版。
の3種類が出版された。ここで紹介しているのは初版ということになる。作曲者も、これと同じ物を手にしていたであろう。
第2楽章と第4楽章のCodaには、共通する印象的な楽節が登場する。これは《気分・印象、そして追憶》Op.41-125やOp.41-153(1893-8-18〜22にかけて作曲)のCodaにも一瞬登場するものである。このピアノ五重奏曲自体は1893-12-4までの期間に作曲(作曲開始は不明)されているので、Op.41-153とはほぼ同じ時期に作曲されていると言っても良いだろう。
2007年7月現在、この作品の楽譜は、Editio Baerenreiter, Prahaからauthorized copy を取り寄せることが可能である(同社webのカタログにその旨掲載されている)。

ピアノ五重奏曲 Op.42 (現在絶版)
[Quintetto, Op.42]
出版:Fr. A. Urbanek, Praha (U.989)
編曲:Anezka Schulzova
編成:piano 4ms
晩年のFibichとは深い関係にあった、アネシュカ・シュルゾヴァー[Anezka Schulzova]の編曲による、ピアノ4手連弾版。 刊行は1896年。
某T様よりの借り物。

ピアノ五重奏曲 Op.42 (現在絶版) NEW!!
[QUINTETTO RE MAGGIORE, Op.42]
出版:Editio Supraphon, Praha (H 3998)
編成:Vn, Cl(Vn), Hr(Vl), Vc, Pf
1973年刊行の楽譜。
Fr. A. Urbanekの初版リプリントではなく、新たに起こした版であることが伺える。
また、緒言と改訂報告が付されている。

オペラ《ヘディ》 Op.43 (現在絶版)
[Hedy, Op.43]
出版:Fr. A. Urbanek (U.902)
編成:2 Sopran, 1 Mezzosopran, 4 Tenor, 2 Baryton, 2 Bass, Piano 2ms
1895年刊行のヴォーカルスコア。
オペラ《シャールカ》Op.51と同様のハードカバーとなっており、解説の類もなし。

気分・印象 そして追憶 Op.44, 47& 57 (現在絶版)
[Moods, Impressions and Reminiscenses, Op.44, 47 & 57]
出版:Fr. A. Urbanek, PRAHA
Op.47:全10巻, Op.57:全3巻(U.1252, U.1253, U.1254)
編成:piano 2ms
先述のOp.41の続編とも言うべき作品群。出版元であるFr. A. Urbanek社はSUPRAPHON社に吸収合併されて今は存在しない。また、SUPRAPHONからも現在は出版されていないので、現地の古本屋(?)で探すなどしない限り、出版譜を入手するのは殆ど不可能であると思われる。
私の場合は、幸いにもチェコ国立図書館からゼロックスコピー(合計約500頁)を入手することが出来た。
この作品群も、Op.41のようにそれぞれが数冊に分かれている。

交響詩「嵐」Op.46
[Boure (The Tempest), Op.46]
出版:EDITIO SUPRAPHON, PRAHA
編成:orch.
B5版のフルスコア。

交響詩《トマンと森の精》Op.49
[Toman a lesni panna, Op.49]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (338)
編成:orch.
2004年に刊行された、同社の"REPERTOIRE EXPLORER" シリーズの1冊。スタディスコア。

オペラ《シャールカ》Op.51 (現在絶版?)
[Sarka, Op.51]
出版:Fr. A. Urbanek v Praze (U.998)
編成:4 Sopran, 2 Mezzosopran, 2 Alt, Tenor, Baryton, Bas, Piano 2ms
1897年に刊行されたもので、ハードカバーの豪華な装丁となっている。
抜粋版ではなく、全曲の管弦楽パートをピアノ2手に編曲したものである。 編曲者名はないが、作曲者自身の手によるものと思われる。校訂が行われたかどうかは不明。

オペラ《シャールカ》Op.51 (現在絶版?)
[Sarka, Op.51]
出版:Fr. A. Urbanek v Praze (U.998a)
校訂:Jan Hanus
編成:4 Sopran, 2 Mezzosopran, 2 Alt, Tenor, Baryton, Bas, Piano 2ms
1944年に刊行されたもの。内容は、 U.998 に校訂を加えたものとなっている。 序曲に先立ち、劇のあらすじ(Anezka Schulzovaが書いたものか?)などが追記されている。

交響曲第3番 ホ短調 Op.53
[III Symphonie e-moll, Op.53]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen
編成:orch.
スタディスコア。
2004に刊行されたもの。

管弦楽組曲「田舎の印象」Op.54
[Dojmy Z Venkova (Impression from the Country), Op.54]
出版:EDITIO SUPRAPHON, PRAHA (H 3451)
編成:orch.
これもB5版フルスコア。

管弦楽組曲「田舎の印象」Op.54
[Dojmy Z Venkova, Op.54]
出版:Musikproduktion Hoeflich, Muenchen (496)
編成:orch.
スタディスコア。"Repertoire & Opera Explorer" シリーズの1冊。
(未収蔵)

DOLCE FAR NIENTE (管弦楽組曲「田舎の印象」Op.54から) (現在絶版)
[DOLCE FAR NIENTE]
出版:Fr. A. Urbanek (U.1990)
編曲:prof. Jindrich Feld
編成:Vn., Pf. 2ms.
管弦楽組曲「田舎の印象」Op.54 の第4曲 "Na tackach" の4部に分かれているうちの第一部をヴァイオリンとピアノのデュオに編曲したもの。

オペラ《ヘルガ》 Op.55(《アルクナの陥落》序章)
オペラ《ダルグン》Op.60(《アルクナの陥落》第2部) (現在絶版)
[HELGA], [DARGUN]
出版:Fr. A. Urbanek a Synove, PRAHA (U.1111),(U.1192)
校訂:
編成:
HELGA: 1 Soplan, 1 Baryton, 2 Bass, piano 2ms
DARGUN: 2 Soplan, 2 Tenor, 1 Baryton, 2 Bass, piano 2ms
ヴォーカルスコア。楽譜自体に刊行年は記されていないが、1899年刊行のものと見て間違いない。
ここではチェコ語の表記 "Arkuna" を基に「アルクナ」と日本語表記しているが、ドイツ語では"Arkonas"、英語では"Arkona"となり、こちらを採れば「アルコーナス」「アルコナ」のようになるだろう。
《アルクナの陥落》は、「ヘルガ」Op.55 と「ダルグン」Op.60の2つのオペラで構成されており、この楽譜はその両方が1冊に纏められたもの。
「ヘルガ」は、序曲とも言えないほどの短い導入を伴う、1幕のオペラ。 続編の「ダルグン」は、序曲を伴う、3幕のオペラとなっている。

画家の作品 Op.56 (現在絶版?)
[THE STUDIES OF PAINTERS, Op.56 ]
出版:ORBIS PRAHA (EO 305)
校訂:Dr. Vaclav Holzknecht
解説:L. Bohacek
編成:piano, 2 ms
借り物第2弾(笑)。
フィビヒが造形美術に関心を持っていたことを象徴する作品で、訪れた美術館で見た作品の印象を曲にしたものであるという。
5つの曲からなるが、それぞれの曲の前に中表紙があり、そこに、それぞれの曲の元となった絵と、そのタイトル、そしてその絵の作者の名前が掲げられている。
詳しくは、こちらを参照のこと。
この楽譜自体は、既に絶版である。ORBISといえば、既にSupraphon社と合併していて、"ORBIS" の社名が入ったままの楽譜がそのまま出ていたりしていた。
Supraphon社はその後、Baerenreiter, Praha社となっている。

画家の作品 Op.56 (現在絶版?)
[MALIRSKE STUDIE / THE STUDIES OF PAINTERS, Op.56 ]
出版:Editio Baerenreiter, Praha (EO 305/H 7580)
校訂:Dr. Vaclav Holzknecht
解説:L. Bohacek
ISBN :80-7058-213-8
編成:piano, 2 ms
上記と同じ作品であるが、ORBISEditio Supraphon となった後に出された楽譜によるもの。 1990年の刊行だったように見えるが、これも Baerenreiter Editio Supraphon 社によるAuthorized copy。残念ながら絶版となったようである。
Ludvik Bohacek による解説(チェコ語、独語、英語)と、Dr. Vaclav Holzknecht による校訂(? チェコ語のみ)が記されている。
なお、この楽譜には「絵」はついていなかった。
作品についてはこちらへ。

ロンディーノ (現在絶版)
[RONDINO]
出版:Fr. A. Urbanek a Synove, PRAHA (U.2098)
校訂:W. Gaierova - Dregrova
編成:piano 2ms
借り物第3弾。
3ページの短い作品。教育用に書かれたものであろうか。フィビヒの作品としては比較的複雑でない和声と、子供向けの雰囲気の易しい楽想を持っている。

セレナード (現在絶版)
[ZASTAVENKO]
出版:Fr. A. Urbanek a Synove, PRAHA (U.1986)
校訂:prof. Jan Herman
編成:piano 2ms
1935年刊行のピアノピース。
作品自体は、1891年に作曲された。

ワルツ (現在絶版)
[VALCIK]
出版:Fr. A. Urbanek a Synove, PRAHA (U.1944)
校訂:R. Kurzova
編成:piano 2ms
1931年刊行。出版物としては上記のロンディーノやセレナードと同じ。
「大いなる理論的実用的なピアノの為の授業」第2部第39曲目が独立したピースとして刊行されたもの。

弦楽四重奏曲イ長調 (現在絶版)
[Smyccovy kvartet A dur / Quartet la maggiore, Op.poth]
出版:ORBIS, Praha (EO 100)
編成:2Vn, Va, Vc
通常の演奏に使用される、パート譜一式。
Fibich協会 [Spolecnost Zdenka Fibicha] により、1951年に刊行されたもの。
2008年10月現在、この作品の楽譜は、Editio Baerenreiter, Prahaからauthorized copy を取り寄せることが可能である(同社webのカタログにその旨掲載されている)。

ヴァイオリンとピアノのための演奏会用ポロネーズ (現在絶版)
[Koncertni Poloneza / Konzertpolonaise, Op.poth]
出版:Statni Hudebni Vydavatelstvi, Praha (H 295)
校訂:Norbert Kubat
編成:Vn, Pf
Editio Barenreiter, Praha社から取り寄せたAuthorized copy. オリジナルは1963年に刊行されているらしい。
ヴァイオリンのパート譜には、通常の上げ弓・下げ弓の他に、ちょっと見慣れない記号が使われていて、楽譜の最後に、それらの説明が書かれている(チェコ語とドイツ語による)。

詩曲 (現在絶版)
[Poème / Poem]
出版:Fr. A. Urbanek a synove (U.1551)
編曲:Jan Kubelik
編成:Vn, Pf
ISMN:(記載なし)
1909年に出版されたもの。
Fibichの《黄昏》Op.39、或いは《ジョフィーン島の夕べ》Op.41-139 に使われた旋律を世に知られるものにしたといわれる、Jan Kubelik(ヤン・クベリーク)による編曲。この《詩曲》に影響されて、後に弦楽四重奏版等、数多くの種類の編成による編曲が何人もの編曲者達の手によって産み出されることになった。
編曲者はヴァイオリニストで、その息子は作曲家で指揮者としても知られた、Rafael Jeronym Kubelik(日本では、誤った表記ではあるが『ラファエル・クーベリック』と書かれる事が多い)である。
編曲は良く出来ている。所謂「サビ」の部分は繰り返して奏するように書かれており、ここはKubelikのオリジナル。そして細部に関しては《黄昏》Op.39、《ジョフィーン島の夕べ》Op.41-139 の両方共を参考にしていることが一瞥して分かる。

詩曲
[Poem / Poem, Transcription]
出版:Editio Baerenreiter, Praha (H 2610)
編曲:V. Broz
編成:Vn, Pf
この曲の編曲者として知られているヤン・クベリーク(日本では『クーベリック』と表記されることが多い)ではなく、ブロシュ(V. Broz)による編曲。この編曲の特徴を挙げると、ざっとこんな感じ:
  1. 調が Des dur から C dur に書き換えられている
  2. 《黄昏 Op.39》と比較すると、序奏の低音部において、一番下の1オクターヴが省略されている
  3. 「お約束」の箇所は、お約束の如く(笑)、繰り返されている
  4. その他、原曲にない音がちょこちょこ書き足されている
...等々。
好き嫌いとか、演奏技術的な問題とかもあるわけだが、ピアノ独奏用の編曲だったらちょっと頂けないかも。

ヴァイオリンとピアノの為のソナタ・ニ長調 (現在絶版)
[Sonata D-dur]
出版:ORBIS (EO 122)
校訂:Dr. Jaroslav Zich
解説:L. Bohacek
編成:Vn, Pf
Fibich協会[Zdenek Fibich Society]により、ORBISから1950年に出版された楽譜。現在は絶版となっており、Baerenreiter, Praha社に問い合わせても入手出来なくなっている。
この楽譜は古書店より購入したものだが、元はコロンブス郡とフランクリン郡(何れも米国オハイオ州)が運営する図書館[Public library of Columbus and Franklin county]の蔵書であったもの。表紙に "DISCARD" と判が捺されているところから、何らかの理由で廃棄されることになったものが古書市場に流通したらしい。
また、表紙には別の判(一部判読不能だが、"SOLE SELLING AGENT BOOSEY & HAWKES, INC" と読める)も捺されており、これより Boosey & Hawkes 社がORBISの楽譜を取り扱っていたことが分かる。
巻頭にはLudvik Bohacekによる解説がチェコ語とフランス語で書かれており、巻末にはDr. Jaroslav Zichによる演奏注釈がチェコ語で掲載されている。
作品についてはこちらへ。

明るい夜 (現在絶版) NEW!!
[JASNA NOC]
出版:Fr. A. Urbanek (U.2021)
校訂:K. Solc
編成:Vn, Pf
1937年に刊行された楽譜。
Vladimir Hudec によると、この作品の出版譜はこの1種類のみであるらしい。(2010-10-02)
元々はピアノパート譜の他に、作曲者によるヴァイオリンのパート譜と、他の編曲者によるヴァイオリン、チェロ、ホルンそれぞれのパート譜が付属していたと思われるが、ピアノパート譜以外は失われた状態になっていた。

ピアノ三重奏曲 ヘ短調 (現在絶版)
[Trio f-moll]
出版:Fr. A. Urbanek (U.1526)
編成:Vn, Vc, Pf
通常の演奏に用いられる、パート譜一式。
Fr.A.Urbanek社から刊行された楽譜で、Copyright は 1908年 Breitkopf & Haertel 社となっている。
現在この作品の楽譜は絶版になっていると思われる。(2010-10-02)

変奏曲・変ロ長調
[Thema con Variationi]
出版:Fr. A. Urbanek (U.1581)
編成:2Vn, Va, Vc
通常の演奏に用いられる、パート譜一式。
Fr.A.Urbanek社から1910年に刊行された楽譜で、現在この作品の楽譜は絶版になっていると思われる。
テーマと9つの変奏、及びCodaからなる作品である。

5つの歌 (現在絶版)
[Patero zpevu]
出版:Mojmir Urbanek (M.U.64)
編成:vo, piano 2ms

チェコ・オペラ・アリア 第1巻
[CESKE OPERNI ARIE I]
出版:STATNI NAKLADATELSTVI KLASNE LITERATURY, HUDBY A UMENI
構成:ZDENEK KNITTL
編成:声楽(ソプラノ)+ピアノ伴奏
1957年刊行の楽譜。現在では絶版となっている可能性もある。
Fibich の作品では、Nevesta MessinskaSarka が収録されており、この他、Dvorak, Foerster, Janacek, Kovarovic, Kreici Isa, Martinu, Ostrcil, Smetana 等の作品が収録されている。また、どういうわけか他国の作曲家の作品も若干入っている。

アルバム I (現在絶版)
[ALBUM I]
出版:EDITIO SUPRAPHON (H3904)
校訂:Narodni Umelec Jan Herman
編成:piano 2ms
ISMN:(記載なし)
1982年刊行だが、Fr. A. Urbnekから出ていたようだ(Copyrightは元々は1949年となっている)。
収録曲は、Op.41, 44, 47 からの抜粋。
全曲版の楽譜との差異は、運指の指示の追加、ペダル指示の有無が目に付く。
Op.47-148においては、全曲版には存在しなかったarpeggioが、50小節目冒頭に記されている。

アルバム II (現在絶版)
[ALBUM II]
出版:EDITIO SUPRAPHON (EO 144)
校訂:Prof. Ruzena Kurzova
編成:piano 2ms
ISMN:(記載なし)
1982年刊行だが、ORBIS, Prahaから出ていたようだ(Copyrightは1950年となっている)。
"Velka theoreticko-prakticka skola pro piano" の第2部以降からの抜粋から成る。最後には、HENLE版ソナチネ集第3巻にも収録されている《ソナチネ》が置かれている。

大いなる理論的実用的なピアノの為の授業 (現在絶版)
[Velka theoreticko-prakticka skola pro piano]
k soustavnemu vyucovani od prvych pocatkuv az k dokonalosti virtuosni.
S cetnymi priklady z narodnich pisni a ze skladeb skladateluv cesko-slovanskych.
出版:Fr. A. Urbanek a Synove, PRAHA
共著:Jan Malat
編成:piano 2ms, 4ms (教則本)
備考:第2部(全5巻のうち、第2〜5巻)、第3部は未収蔵
FibichMalatの共著による、ピアノの初心者からの教則本。
第1部第1巻の前半は、ピアノの構造などの説明が図入りで書かれている。著者らが楽器の構造に関する知識を、演奏家が持つべき知識として重要視していたことが窺える。 それに続いて練習曲が登場するが、先生と生徒の為の連弾の形式を取っている物が多い。それらには、課題を身に付けさせるという他に、生徒の技術が学び始めのレベルであっても、音楽的なレベルを下げないような配慮が見受けられる。
第1部第2巻では、音価の長さや拍節構造についての説明が、練習曲に先立って書かれている。
第1部は殆どの練習曲がFibich、また第2部の第1巻はMalatによるもので構成されている。また、ごく一部に、SmetanaBeethovenBach 等の作品から抜粋・編曲したものが含まれている。
第5部は多声音楽作品の学習として、J. S. BachG. Handel 等の作品が多く引用されている。これらには元の作品にはなかった筈の記号が沢山書き込まれており、これを当時この様に弾くべきと考えられていたものを指導の一環として記したものと見るか、それとも如何にも19世紀的な悪弊と見るかによって評価の仕方は変わってくるだろう。
その後、技術的に難易度の高い練習曲や5拍子の練習曲が示され、最後は Fibich のオペラ《ブラニーク》[Blanik] からの引用による、4分の7拍子の練習曲で締め括られる。

ソナチネ集 第3巻(ロマン派)
[Sonatinen fur Klavier, Urtext, Band III Romantik]
出版:G. Henle Verlag (341)
校訂:Ernst Herttrich
編成:piano 2ms
HENLE版のソナチネ集で、Fibichのソナチネが収録されている。
本楽譜に収録されているFibichの作品は、元々「大いなる理論的実用的なピアノの為の授業」第2部(第6〜10巻)の最後に収録されていたものである。
曲自体は殆ど、Fibichらしい響きを持っていないようにも思えるが、終楽章がフリアントで書かれているなど、際立った特徴もある。

練習曲
[CVICENI A ETUDY]
A ELEMENTARNI ETUDY PRO KLAVIR NA 2 RUCE
出版:EDITIO SUPRAPHON, PRAHA (ORBIS) (EO512)
校訂:LADISLAV LASKA
編成:piano 2ms
もともとORBIS社から出版されていたが、現在ではSUPRAPHON社から出ている。
フィビヒは、ピアノ奏法などの教育用に数多くの作品を書いたらしいが、その多くは失われてしまったという。
本書は、子供の為の練習曲。 「大いなる理論的実用的なピアノの為の授業」からの抜粋で構成されている。
レベル的にはバイエルからチェルニーへの橋渡しの時期くらいが対象であろう。

ピアノのための更なるロマン派小品集
[More Romantic Pieces for Piano]
出版:The Associated Board of the Royal Schools of Music (AB 2077)
ISMN:
編成:piano 2ms
1868年作曲の小品 Morning Pastimes [Veselost] が収録されている。

チェコ現代歌曲1
[CESKA MODERNI PISEN]
出版:HUDEBNI MATICE UMELECKE BESEDY (H.M.380)
ISMN:
編成:vocal, piano 2ms
1925年刊行の歌曲集。1918年にチェコスロヴァキア共和国が成立していたが、「チェコスロヴァキア現代歌曲」ではなく「チェコ現代歌曲」としたあたり、チェコとスロヴァキアの差異が意識されていた証左とも思われる。
収録曲中、スメタナとフィビヒ、ヤロスラフ・ノヴォトニー以外は全て刊行当時に存命中の作曲家ばかりで構成されている。
フィビヒの作品からは、遺作《新しい歌》の第3曲 "Wie der Mond..." が収録されている。

民謡の主題による《結婚式のシーン》 (現在絶版)
[Svatebni scena, pro sola, sbor orchestr na narodni napevy]
出版:EMANUEL STARY, Praha-Smichov. (E.490 S.)
ISMN:
編成:voice(2sopran, alt, 2tenor, 2bas), choir., piano
本作は元々、独唱、合唱及び管弦楽の編成であるが、この楽譜は管弦楽パートをピアノに編曲したヴォーカルスコア。 本作品の楽譜は、これ以外には出版されたことがないらしい。
2楽章構成のうち、後半の楽章のみが収録されている。
カンタータとオペラの中間のような作品とも見受けられる。尚、7つある独唱パートには「花婿」「花嫁」等の役名が記されている。